ご利用事例

60インスタンス以上のVPSを採用
システムの検証用や社員教育用にもVPSを活用
高スペックで安定して使えるサーバーが安価に利用できる

株式会社ディマージシェアさま

キーワード 運用・管理面の改善/社内研修
ご利用サービス クラウドVPS
所在地 〒102-0072
東京都千代田区飯田橋1-5-10 教販九段ビル 6F
事業内容
  • システムソリューション事業
    サービス要件から運用まで、全行程をカバーするソリューションサービス
  • デジタルクラウド事業
    インターネット広告パッケージ「admage」の提供、インターネット広告に付随するソリューション提供
Webサイト http://www.dimage.co.jp/
クラウドVPS導入
による効果
  • 障害がほとんど起きない
  • コストメリットを活かしたリスクの少ない個別のサーバーの構築
  • 高いコストパフォーマンスで社内研修が充実

株式会社ディマージシェアさまはPostgreSQLの研究開発および普及促進、情報の公開、会員相互および外部との交流といった活動を行っています

東京千代田区に本社を置く、株式会社ディマージシェアさま。
「上流から運用までワンストップ支援」を掲げるシステムソリューション事業と、「広告に携わるすべての方へ、広告の収益・効果を最大化するプラットフォームを提供」するデジタルクラウド事業の2つの領域において、Technology(技術)を強みにBenefit(価値)を創造する「Benefit Technology Company」として統合ソリューションサービスを展開しています。
今回は技術戦略室CTO(最高技術責任者)の森岡武さまに、GMOクラウドのVPSサービスを採用した経緯、活用事例、メリットなどについてお伺いしました。

独立系システム開発会社としての「ものづくり」にこだわる

ー 御社の事業内容について教えてください。

森岡さま弊社は1999年にシステムインテグレータとして創業。現在は、システムソリューション事業とデジタルクラウド事業という2つの領域でソリューションサービスを展開しています。
独立系のシステム開発会社としてプライムコントラクタ(一次請け)に徹して、下請けの仕事は請けないことを当初からのこだわりとして掲げています。また、大手のシステムインテグレータから仕事を受注するのではなく、実際にソリューションを必要としているお客さまから直接受注するようにしています。下請けになるほど単価が下がり、納期などの条件が厳しくなることを避けるという理由もあるのですが、なによりもお客さまの生の声を聞きながら、リテラシーに合わせたものづくりができるというメリットがとても大きいですね。また、自分たちが作ったシステムがどのように社会で使われているのかを知ることもできるので、システム開発を行う社員のやりがいにもつながっていきます。
もう一方の柱となっているデジタルクラウド事業は、システム開発業務を進めていくなかで派生した事業です。クラウドを活用した「admage」というインターネット広告サービスがソリューションの主軸です。

森岡 武さま

技術戦略室CTO(最高技術責任者)の森岡 武さま

ー admageとはどのようなサービスですか?

森岡さまadmageは、広告の計測や配信に特化したサービスです。一般的に、広告の成果を上げるためには、より細かなターゲッティングを行うことが重要です。どのページにどのくらいのビューがあって、どのような属性の人が訪問したのかなどのデータをきちんと活かすことができれば、より効率のよい広告配信を実現できます。
このような広告効果分析に、Googleが提供するWebページのアクセス解析サービス「Google Analytics」のユーザー行動分析データを掛け合わせて、集客から最適な接客までを実現するサービスが「admage for Google Analytics」です。Google Analyticsは無料で使えるので、とりあえず利用しているという会社も多いかと思います。しかし、せっかく得られた貴重な解析結果を、どのように活かせばいいのかと悩んでいる会社も多いのではないでしょうか。admage for Google Analyticsは、その貴重な解析結果を広告配信などに活かすことができるサービスなのです。

ー システムインテグレータから、なぜマーケティングソリューションが生まれることになったのですか?

森岡さま弊社には広告の配信などを行うシステムやサービスはありましたが、もともとはマーケティングに関する業務には行っていませんでした。しかし、近年はマーケティング・オートメーションの普及などによって、マーケティングと広告が連携し、切っても切れない関係となる時代になりました。そのため、弊社でも広告配信のシステム開発ノウハウとマーケティングの情報を連携させ、より成果が上がる広告を配信していくためのソリューションを提供していこうと考えました。
お客さまの規模は、大企業から中小企業までさまざまです。たとえば、会員数1900万人以上、月間PV25億以上を誇るDMMさんも、いろいろな会社から導入しているツールの一つとしてadmageをご利用いただいています。広告業界は、1年ごとに新しい手法が開発されるほどに変化が目まぐるしい場所です。弊社のソリューションも、新しい仕組みに対応して随時ブラッシュアップしていきます。

VPSなら障害対応に対してもリモートで復旧でき、サーバーの再起動もその場にいかなくても済みます

ー では、御社がVPSを導入することになったきっかけを教えてください。

森岡さま6、7年前までは、弊社の本番・開発環境はオンプレミスでのサーバー運用が主力でした。インフラも含めてアウトソーシングすれば楽だったのですが、弊社は内製にこだわる社風でしたので、自分たちで構築していました。しかし、ガラケー向けの動画配信システムなどを取り扱うようになると、大量にサーバーが必要になります。多い時には、ハウジングサービスを利用して200台以上のサーバーをデータセンターに預けていましたね。
しばらくして、クラウドの事業を立ち上げるにあたり、それらの資産を一度全部捨てて、安価で利用し易いサーバー環境に移行することになりました。コスト優先の「とりあえず使ってみよう」という勢いだけの導入で、まずはWebサーバーやメールサーバーから移しました。
当初は性能や安定性に不安がありましたが、実際に導入してみるとその点ではまったく問題ないことがわかりました。そのため、徐々に別の用途でもVPSを導入するようになります。今では開発環境、メールサーバーやメーリングリストサーバーだけではなく、admageの公式サイトやadmage専用のメーリングサーバーでもVPSを利用しています。

ー VPSに切り替えたことで、どのようなメリットが得られましたか?

森岡さま200台以上のサーバーを運用していた頃は、当然、いつもどこかが壊れているような状況になります。24時間、いつ電話がかかってきても対応できるように待機しておかなければならず、障害が起きた際には復旧のために2、3日間データセンターに泊まったりすることもありました。しかし、VPSならば障害対応に対してもリモートで復旧できますし、サーバーの再起動もその場にいかなくても済みます。このように、運用・管理面で大きなメリットを感じています。
通常ならば一つのマシンで複数のサーバーを設定することもあるかと思いますが、弊社ではVPSのコストメリットを活かして、基本的には個別のサーバーで構築しています。メーリングリストサーバーに障害が起きると毎秒、何千通ものエラーメールが飛んできます。その影響でサイトが見られなくなると機会損失も大きくなるので、リスクを避けるためにサーバーを分けて運用しているんです。

検証用のサーバー環境が、1年間2万円くらいで利用できることもVPSの大きなメリット

ー 他にも、VPSのメリットを活かした利用形態はありますか?

森岡さま弊社の社員数は60名くらいですが、そのうちの8割から9割がエンジニアです。彼らが使っているシステム検証用のサーバーは、すべてVPSベースで運用しています。
また、スマートフォンを使ってWeb上で検証を行うには、グローバルIPが必要になります。そのため、どうしても検証を行う際には公開サーバーが必要です。そこで、安価で利用できるVPSを活用しています。
さらに、新入社員の研修用にもVPSを利用しています。弊社では各エンジニアに対して、それぞれがプログラムを書き、インフラも構築できる、フルスタックエンジニアになるためのキャリア指導を行っています。サーバーの運用・管理についても、ダッシュボードを使わずに、コンソールレベルでなんでもできるように教育します。そのためには、Linuxが使いこなせることが必須です。
新入社員用に用意したLinuxの参考書籍や学習キットを使った1週間の研修のなかで、VPS上でWebサーバーやメールサーバーをセットアップしたり、PHPをインストールしてファイアウォールを構築します。そして、最終的には自分が作ったアプリケーションをインストールするところまでが目標です。研修中にシステムを理解できるようになるまでには、起動に必要なファイルをまちがって削除してしまうなどして、マシンを壊してしまうこともあるでしょう。そのようなミステイクを前提に、VPSを使わせています。それなりのスペックで、ゼロから勉強ができるサーバー環境が1年間2万円くらいで利用できることも大きなメリットです。

クラウドVPSの高いコストパフォーマンスを実感

ー GMOクラウドのVPSを選んだ理由を聞かせてください。

森岡さま現在、御社のVPSはすでに50インスタンス以上を利用しています。弊社くらいの企業規模で、この数を使っているケースは珍しいのではないでしょうか。
VPSを選ぶにあたって、自分たちが必要とするメモリやディスク容量、コア構成などのスペックを決めて、各社のサービスを比較しました。そのなかで、御社のVPSがもっとも低価格だったことが決め手となりました。
また、実際に使っていくうちに、他社のVPSと比べても圧倒的に障害の頻度が少ないことがわかりましたね。Webサーバーやメールサーバーも、もう2年くらい再起動させていません。ここまで障害が少ないのに、これほどのコストの安さというのは、非常に高いコストパフォーマンスだと思っています。

森岡さま

ー 今後、弊社のVPSに望むことはありますか?

森岡さま今後への期待としては、旧OSでもリプレイスができるようにしてほしいと思っています。VPSのコンソール画面からOSの再インストールができるようになっているのですが、CentOSのバージョン5以前だとそれができません。弊社の場合はバージョン5のCentOSを使っているサーバーが多いので、切実な悩みです。

ー なるほど。では今後の御社の取り組みについて教えてください。

森岡さま弊社はプライムコントラクタのシステムインテグレータを目指して立ち上げた会社です。今後もそこはぶれずに事業を伸ばしていきたいと思っています。その上で、admageをよりマーケティング分野に広げていくことに注力していきます。

ー お忙しいところ、ご協力いただきありがとうございました。

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